ダンスのジャンルとしてヒップホップという言葉をよく聞きますが、実際どんなものなのか、よくわからないという人が多いと思います。
そこでこのコラムでは、ヒップホップがどんなダンスなのかをわかりやすく解説していきます。
ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
そもそもヒップホップダンスって?
ヒップホップは1980年代の後半から発達してきた経緯があります。歴史的には30年から40年間ですが、さまざまな変化を遂げているので、簡単に説明できないこと自体が特徴にもなっています。
ここではまずヒップホップダンスのアウトラインから解説していきましょう。
「ヒップホップ」ってどんな意味?
ダンスの話をする前に、そもそも「ヒップホップ」という言葉を解説しましょう。
現在ではヒップホップは音楽やダンスのジャンルを表す言葉、と思われていますが、本来はアメリカの文化形態のひとつです。
1970年代のニューヨークのブロンクスというヒスパニック系、アフリカ系、カリブ系の人が混在する地域で、ブロックパーティーと呼ばれるものがありました。これはラップやDJ、グラフィティアート、ブレイキング(ダンスのジャンル)という4つの要素で構成されていたものでした。これは野外イベントのようなものですが、単に集まって曲を聴くようなスタイルではなく、ダンスやアート、DJパフォーマンスなども含んでいました。
また、ブロックパーティーの構成要素には、知識やファッション、言語など、さまざまなものを含むという考え方もあります。何が必須かはここでは追求しませんが、さまざまな要素が絡み合っていることから、一つのイベントレベルではなく、「文化」として認識されているわけです。
音楽のヒップホップはどうやって生まれた?
先に書いたブロックパーティーには、ブロンクスに住む若者が数多く参加していましたが、その中でもカリスマ的存在だったのが、さまざまなテクニックやDJに必要な技術を生み出したグランドマスター・フラッシュ、元ギャングでありながらもドラッグや暴力を否定するアフリカ・バンバータ、R&Bやソウルに影響を受けたクール・ハークの3人です。この3人がヒップホップミュージックの元祖と言われています。
またアフリカ・バンバータは自分たちの音楽に「ヒップホップ」という名称を付けたことでも知られています。
ヒップホップダンスの誕生
ブロックパーティーやヒップホップミュージックが盛り上がるなかで、ニュージャックスイングというテディー・ライリーが流行らせたスタイルのステップを、ヒップホップミュージックに乗せたダンスが始まりとも言われています。
ヒップホップダンスの種類
ヒップホップダンスと呼ぶものの中にもいくつかの種類があります。ここではその種類を簡単に紹介していきましょう。
アンダーグラウンド
重低音の音楽、ねじるような動き、大きなステップ、強めのビートが特徴です。日本特有のスタイルですがブラックな雰囲気で人気があります。
R&B
R&Bも曲に合わせて踊るのでラップがほとんどなく、しっとりスローなものが多いです。
LAスタイル
ロサンゼルスから発信されたもので、表現力が重視され、オシャレさもあるのでファンが多いスタイルです。
ミドルスクール
ニュージャックスイングに合わせるスタイルで、早い曲調と軽快なステップが特徴です。以前活躍したMCハマーやボビーブラウンなどはこのスタイルで知られています。
ジャズヒップホップ
ジャズダンスにヒップホップをミックスしたスタイルで、アップテンポの曲に合わせることが多く、リズムに乗ることが好きな人に好まれています。
ヒップホップジャズ
ヒップホップをベースにしてジャズの要素を加えたもので、腰や胸を強調する動きやセクシーさが魅力です。
ガールズヒップホップ
ボディーウエーブなどで女性らしさを表現するスタイルで、日本でも高い人気があります。初心者にも好まれているスタイルです。
まとめ
ヒップホップダンスとは何か、その発祥や、現在どんなスタイルがあるのかについてまとめました。
ダンススタジオ ファンデーションは、東京と千葉を拠点とするダンススクールです。ヒップホップやジャズ、ハウスなどさまざまなジャンルのダンス教室を複数のスタジオで開催しています。
都内では東中野にありますが、千葉には外房の茂原市、夷隅郡大多喜町、長生郡一宮町の3か所を拠点としています。
一宮町校、大多喜校ではキッズスクールのみ、東中野落合校と外房新茂原校では一般向けのクラスや、キッズも大人も一緒に参加できるクラスがあります。
いろいろなテクニックや経験を持つ、明るく楽しいインストラクターが多数在籍していますから、ダンス初心者の人、今よりもっと上手くなりたいという人、どんな人でも大歓迎です。
東京、千葉でダンススクールに通うなら、ぜひダンススタジオ ファウンデーションにお越しください!